At Home works

その10 6ヶ月

産み方を選ぶ
そんな時代になったのはいつからなんだろう。

自然分娩がいい、
無痛分娩がいい、
帝王切開がいい、
自宅で生みたい、助産院がいい、
総合病院で、

母の時にはそんなこと考えもしなかった、
と言っていた。

赤ちゃんが出来たかも?
そう思って最初にいく医院で
基本的には次の予約、検診してつぎの予約、
となっていくから、
ずーっとそこに行くようになるし最近は産院が少ないのか
どこで生むかは割と早く決めなくてはならないと言われる。

でも初めて親になる人間にとって
どんな風に出産するかイメージが湧くのは
安定期にはいり、お腹もだいぶん大きくなる辺りなんではないだろうか。

私の場合、理想をいえば助産師さんにみてもらい
自宅で産んでみたい、
という気持ちがこの頃強くなってきた。

ただ年齢的なことや初産であることが
なかなか理想にはまらなかったし、
そうなるべきことなら自然に流れる物事が
つっかかって先に進まないような停滞をみせていた。
そこで改めて色んなパターンを考える必要があり、
頭でっかちにならず友人から情報を集めはじめた。

また、産休にはいる時期や
産後の復活の時期をだいたいイメージして
この頃にはこんな風になっていたいな、
と理想をもっていた。

急激な体調不良になって
動けなくなる直前のこと、
妊娠六ヶ月のころのお話。


[ - 赤ちゃんがやってきた ]

登場人物
「私」

鎌倉在住の陶芸作家
初めての妊娠出産育児に新しい発見と面白みを見出す
家族とアシスタントさんに支えられながら育児と作陶を両立中 夫、義母、娘と四人暮らし


花紅(かこ)さん

2014年4月林家に誕生した女の子
心身共に健やかな人


ユパ様

腹の中にいたときの花紅さんの呼名


 
とまそん

夫 ミュージシャン
SheHerHerHersのベーシスト
鎌倉では「小川コータ&とまそん」としても活動中
嫁の仕事の影の立役者
哲学者のような深い洞察力で子育てを楽しむ


みっこさん

同居するお義母さん 野口整体指導者として毎日忙しく飛び回るが家ではキュートなお母さん兼、ばあば
「私」の憧れの女性


アシスタントさん

「私」のアトリエAt Home Worksに来てくれるアシスタントさん達
皆が積極的に子育てにも協力
アトリエではミルク、オムツ、寝かしつけ、作陶となんでもこなす。
チームAt Home Worksとして見事な連携プレーをみせる

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