At Home works

その28 0歳0ヶ月

私たちの選んだ病院では、
基本的に最後まで助産師さんが
出産をみてくれる。
そして畳の部屋で生むことができる。
私は立会いに義母ととまそんを希望していて、
三日間、実の両親も様子を見に来てくれた。

この痛みがいつまで続くのか誰にもわからない中、
背中をさすってくれたり、
うまく呼吸がとれなくなりそうなとき
一緒に呼吸を整えてくれたり。
とまそんは其の間、
病院から仕事に向かい病院に帰ってくる
緊張の日々だった。
出産のタイミングには
どうしても合わなかったけれど、
一番不安で辛い時にとまそんがずっと
付き添ってくれていて本当によかった。

お義母さんは感動して途中で何度も泣いてた。
よくがんばってる、
とても上手にできてる、
ユパさまもうすぐだよ、
と常に声をかけてくれて
呼吸のリズムを保たせてくれた。

これからの日々に
この三人での経験が
どれだけの糧になるかとおもう


[ - 赤ちゃんがやってきた ]

登場人物
「私」

鎌倉在住の陶芸作家
初めての妊娠出産育児に新しい発見と面白みを見出す
家族とアシスタントさんに支えられながら育児と作陶を両立中 夫、義母、娘と四人暮らし


花紅(かこ)さん

2014年4月林家に誕生した女の子
心身共に健やかな人


ユパ様

腹の中にいたときの花紅さんの呼名


 
とまそん

夫 ミュージシャン
SheHerHerHersのベーシスト
鎌倉では「小川コータ&とまそん」としても活動中
嫁の仕事の影の立役者
哲学者のような深い洞察力で子育てを楽しむ


みっこさん

同居するお義母さん 野口整体指導者として毎日忙しく飛び回るが家ではキュートなお母さん兼、ばあば
「私」の憧れの女性


アシスタントさん

「私」のアトリエAt Home Worksに来てくれるアシスタントさん達
皆が積極的に子育てにも協力
アトリエではミルク、オムツ、寝かしつけ、作陶となんでもこなす。
チームAt Home Worksとして見事な連携プレーをみせる

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