At Home works

その32 0歳0ヶ月

まだ目は見えてないんだよね、
とか
この頃の笑いはただの筋肉の反応、
とかましてや
赤ちゃんは何もわかってない
とか。

こちらの勝手で決めつけることは
したくないなとおもう。

言葉が話せないから何も考えてない、
と思ってしまうのは
外国に行って言葉が話せない
もどかしさに似ている。
話の議題にひとことあっても
面白いことを思いついても
それを伝える手段がないと
まるで無知のようだ。

その小さな頭には
きっと叡智が詰まっている。

おしりふきを当てるとき
ちょっと冷たいですよ、
と声を掛けるとビクッとしないし
お風呂に入れるとき
少しあったかいですよ、といえば
信用して任せてくれる。

適うように、適うように
言葉をまだもたない小さな人の
意図を汲み取っていくような日々

写真 2014-07-04 19 27 26


[ - 赤ちゃんがやってきた ]

登場人物
「私」

鎌倉在住の陶芸作家
初めての妊娠出産育児に新しい発見と面白みを見出す
家族とアシスタントさんに支えられながら育児と作陶を両立中 夫、義母、娘と四人暮らし


花紅(かこ)さん

2014年4月林家に誕生した女の子
心身共に健やかな人


ユパ様

腹の中にいたときの花紅さんの呼名


 
とまそん

夫 ミュージシャン
SheHerHerHersのベーシスト
鎌倉では「小川コータ&とまそん」としても活動中
嫁の仕事の影の立役者
哲学者のような深い洞察力で子育てを楽しむ


みっこさん

同居するお義母さん 野口整体指導者として毎日忙しく飛び回るが家ではキュートなお母さん兼、ばあば
「私」の憧れの女性


アシスタントさん

「私」のアトリエAt Home Worksに来てくれるアシスタントさん達
皆が積極的に子育てにも協力
アトリエではミルク、オムツ、寝かしつけ、作陶となんでもこなす。
チームAt Home Worksとして見事な連携プレーをみせる

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