At Home works

その14 8ヶ月

私はそんな風にお腹の中の赤ちゃんと
意思疎通出来なかったかも、
と言われる方がいる

これに関しては、
ほとんど私の思い込みだと思ってもいいとおもう。

高校生の時アメリカにホームステイする機会があり帰国したとき、
「それでね、キャリーがこう言ってね、
エミリがこう言ってね、」
と興奮して話す私に両親はびっくりして
それみんな聞き取れたの?と言ったけど
「そんな気がしただけ」

新婚旅行のハンガリーで、
やはりハンガリー人のご夫婦のところに
ホームステイさせて頂き、
世界三大難語のうち2つと謳われるハンガリー語と
日本語しかお互い話せないのに
最終日泣きながら抱き合って別れたのは言葉じゃない。

どんな関係であれ、
コミュニケーションは想像力と思い込みだとおもう。

相手の立場にたつこと。
感じることを想像すること。
相手に通じていると思い込むこと。
それを信じること。
そこに言葉なんて必要じゃない。

私達とユパ様との関係も
それだとおもっている。
通じあっていると信じてる。
そう思い込んでいるんだ。


[ - 赤ちゃんがやってきた ]

登場人物
「私」

鎌倉在住の陶芸作家
初めての妊娠出産育児に新しい発見と面白みを見出す
家族とアシスタントさんに支えられながら育児と作陶を両立中 夫、義母、娘と四人暮らし


花紅(かこ)さん

2014年4月林家に誕生した女の子
心身共に健やかな人


ユパ様

腹の中にいたときの花紅さんの呼名


 
とまそん

夫 ミュージシャン
SheHerHerHersのベーシスト
鎌倉では「小川コータ&とまそん」としても活動中
嫁の仕事の影の立役者
哲学者のような深い洞察力で子育てを楽しむ


みっこさん

同居するお義母さん 野口整体指導者として毎日忙しく飛び回るが家ではキュートなお母さん兼、ばあば
「私」の憧れの女性


アシスタントさん

「私」のアトリエAt Home Worksに来てくれるアシスタントさん達
皆が積極的に子育てにも協力
アトリエではミルク、オムツ、寝かしつけ、作陶となんでもこなす。
チームAt Home Worksとして見事な連携プレーをみせる

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