At Home works

その15 8ヶ月

例えば、好きな人ができたときに
今まで全く興味がなかったことに
俄然興味が湧いて、
色々調べたりやたら目に付くことってある。

赤ちゃんがくるというのは
それに近いかもしれない。

人ごとだった出来事に、
未知の世界に、
困惑しながらも頭の中はそのことでいっぱい。

相手に興味があるから、
あらゆる関連事項が急に目に付く。

今まで仕事一筋だった男性が
急にGoogleで「ボーネルンド」
とか検索してしまったりする。

街中にいかに赤ちゃんを連れている人がいるか、
ベビーカーや持ち物にも目がいく。
それはきっと昨日のテストで書けなかった漢字が
電車の中吊りや新聞でやたらと目に付くようなものだと思う。

自分が気づかなかっただけで
ずっとそこに存在していた世界。

マタニティ、赤ちゃんグッズなどを調べたりすると
その需要と供給の世界に初めて触れることになる。

そうやって、
今まで興味のなかった分野への興味がわくことで
自分の幅が広がることは、
かなり素敵なことだと思う。

それは恋の醍醐味と似ている。


[ - 赤ちゃんがやってきた ]

登場人物
「私」

鎌倉在住の陶芸作家
初めての妊娠出産育児に新しい発見と面白みを見出す
家族とアシスタントさんに支えられながら育児と作陶を両立中 夫、義母、娘と四人暮らし


花紅(かこ)さん

2014年4月林家に誕生した女の子
心身共に健やかな人


ユパ様

腹の中にいたときの花紅さんの呼名


 
とまそん

夫 ミュージシャン
SheHerHerHersのベーシスト
鎌倉では「小川コータ&とまそん」としても活動中
嫁の仕事の影の立役者
哲学者のような深い洞察力で子育てを楽しむ


みっこさん

同居するお義母さん 野口整体指導者として毎日忙しく飛び回るが家ではキュートなお母さん兼、ばあば
「私」の憧れの女性


アシスタントさん

「私」のアトリエAt Home Worksに来てくれるアシスタントさん達
皆が積極的に子育てにも協力
アトリエではミルク、オムツ、寝かしつけ、作陶となんでもこなす。
チームAt Home Worksとして見事な連携プレーをみせる

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