At Home works

At Home Worksの日々

鎌倉のアトリエ At Home Worksでの作陶風景

7月ワークショップが終わりました 

7月のワークショップ「カレー皿をつくろう」が終わりました。
暑い中、たくさんのご参加ありがとうございました!

アトリエは平屋のため、屋根が焼けて室内の温度がぐーんと上がってしまいます。
当日は朝から扇風機とエアコンで室内の温度を整えるところからスタートしました。

カレー皿をつくろうは、前回のどんぶりに続きお久しぶりのシリーズ。

「カレーがすくいやすいように」「お魚をのせる器にしたいから」「仕切りをつけてみたい」

土を触りながらイメージを形にし、お店で買えない、2つと同じものはない作品をつくる皆さんの姿は、まさにアーティストのようでした。

みんな同じ土の量なのに、出来上がるのは全部違う形。作ってる人が違うのだから当たり前なのかもしれませんが、ワークショップをするといつも「すごいなぁ」と素直に思ってしまうのです。

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さて、8月9月は制作期間となるためワークショップはお休みになります。
次回はなんと10月!!!季節はすっかり秋でしょうね。何をするにも過ごしやすい良い季節。秋が待ち遠しいです。

2ヶ月程ワークショップはお休みになりますが、個展やイベント、「旅と器と。」などAt Home Worksは色々なところで動き続けております。最新情報もぜひチェックしてくださいね。

スタッフ 佐々木

陶芸家の血 

彩さんは、ろくろを挽いているときが一番魔法使いに見えます。
土のかたまりにそっと手を添えていると、にゅーっと形が変わっていって、あっという間にできあがる。そしてまた次の土のかたまりにそっと手を添える。
やわらかく伸びる土にそーっと、すーっと手を沿わせて作品をつくる姿は、初めて見たときから今も変わらず、私には本当に魔法使いのように見えています。

「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血。神様か誰かがくれた力なんだよね。おかげで苦労もするけどさ。」(『魔女の宅急便』)

キキは血で空を飛ぶと言っていました。
みんな何かの血が流れ、誰かからもらった何かの力を使って生きてるのでしょう。
それなら私にはどんな血が流れているんだろう。
ろくろを挽く彩さんを見ながら、そんなことを考えていました。

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スタッフ 佐々木

言葉の不思議 

「花粉ひどくない?」
「雪降りそうなくらい寒い」
これらの言葉を発するとき、実際にその状況を不快に感じていながらも、どこか嬉々としてる自分がいます。
花粉がひどいのはかなり辛いし、雪が降ったら困ることも多い。なのにちょっとわくわくしてしまっている自分が見え隠れしている。

ですが、実際にその状況が不快であり、尚且つ発した途端にその不快さが増す魔法のような言葉があります。
それが「暑い」です。

暑い。
毎日毎日ほんとに暑い。去年より確実に暑くなっている気がする。
暑い夏が好きな方はもちろんたくさんいらっしゃると思いますが、私はなんせ暑いのが苦手なのです。できたら海はエアコンの効いた部屋から見たいし、秋冬秋冬を繰り返す一生でも良いとさえ思っています。

陶芸は、夏暑く冬寒い仕事です。(スタッフのなるみちゃんは、ついにビーチサンダルで仕事をしはじめました。)
「暑い」は意図的に発せられることよりも、つい口からこぼれてしまうことが多い。そのため、暑い時間になると「暑い」が連発されてしまいます。ですが先ほど述べたように「暑い」は、発せられた途端に不快さが増す魔法がかかっているので連発は避けたい。何か良い方法がないだろうか。
しばらく考えたのち、私たちは「暑い」を「燃焼」に言い換えることにしてみました。

「暑っ…あ!燃焼燃焼!」
「ふー、ねんしょー!」

暑いのではない、今自分は身体に溜まった脂肪を燃焼しているのだと言い換えることで、不快感よりもむしろ爽快感すら…

感じないです。やっぱり暑いものは暑い。
エアコンつけて今日もばっちり頑張りました。

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スタッフ 佐々木

嬉しかったこと 

水、木、土は、アトリエ併設ショップオープンの日です。普段制作をしている場所のとなりに、作品ひとつひとつを手にとって、お気に入りを選んでいただける場所としてギャラリースペースを設けています。

先日、玄関前のスロープをタンタンと降りる音ともに、「よかったー」という声が聞こえました。
お客さまがいらした、と思いお出迎えすると、ようやく見つけた、というようなご様子。
探して来てくださったんだなぁ、嬉しいなぁと思いながら、AtHomeWorksのことをどこで知ってくださったのか伺いました。
すると、長野県で作品を取り扱っていただいているRISETTEさんで、うちを知ってくださったとのこと。鎌倉に行くならぜひAtHomeWorksに行って作品を見て選びたいと、わざわざ来てくださったのでした。

嬉しい!!
この場所で生まれ、遠くに送り出した作品たちが、その土地の方たちに気に入ってもらえて、尚且つその作品が生まれたこの場所に来たいと思い、会いに来てくださった。
自分たちの作品が、遠くに暮らす人とのご縁を結んでくれる。
それはとても素敵なことだなぁと、嬉しさが倍増した出来事でした。

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スタッフ 佐々木

釉薬って 

陶芸をはじめるまで、私は「釉薬」という言葉も、それが何かも全く知りませんでした。
陶器の表面を覆っているツルッとしたガラス質の部分。灰や石を砕いた粉状のもの、それらを水で溶かして、素焼きした作品にざばっとかけたり、筆でちょんちょんとつけたりします。
驚きました。初めて知ったとき「粉、て。」と思いました。粉があんなツルッとしたものになるなんて。

また、釉薬は今見えてる色がそのまま出るわけではないということ。
驚きました。鉄分の割合や、焼く時の酸素量で色が変わる。そんなものを扱うだなんて「化学者みたいでかっこいい。」と思いました。

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実際は化学者のような白衣はもちろん着ず、その代わりにエプロンをつけて、舞う粉塵に目を細めながら細かく計量したり、出来上がった釉薬を飛び散らせながらザルで漉したり、バケツの底に沈殿して固まった釉薬を素手でかき混ぜるといった作業をします。

釉薬を素手でかき混ぜる。

冬場になると1番辛い作業です。
なぜかというと、冷えたドロドロ(釉薬)は鬼のような冷たさだからです。今の季節は全然余裕なのですが、寒くなると何かの苦行かと思うような作業。それでも絶対に必要な作業。
アトリエのみんなは、何よりもまず釉薬や土の温度で季節の変化を実感するという変わった特技を身につけています。
また釉薬の冷たい季節になったら、冬場の釉がけ作業の様子をお話ししますね。

スタッフ 佐々木

仕事をしてるときのお話 

めちゃめちゃ売れてる前提だったら、歌手、ダンサー、役者、どれがいいですか?

洋菓子か和菓子、この先おやつは一生どちらかって言われたらどっちにします?

中華料理で夢の5品ってなんです?

これらはすべて、仕事中に繰り広げられる会話です。
もちろん、どの質問もみんな真剣に考えます。

「主役を食っちゃう助演ポジで」
「ゼリーはどちらにも属さないとしましょう」
「ビールは1品にはいりますか?」

誰かが鼻唄を歌えば誰かがその鼻唄を泥棒する。
観たことない映画のストーリーを、観たことありますと言えるようになるくらいまで細かく教える。

私たちは仕事しながら、こんなことを話したり、やったりしています。ふとした時に突然はじまる「もしも〜」的な話から、「来世はなんだと思う」的な壮大なものまで。

ふざけてるわけではないし、ずっとおしゃべりしてるわけでもありません。どんなときも、せっせせっせと手を動かし続けています。
ポイントは「お喋りするけどサボらない」というところ。

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仕事をする環境ってさまざまですが、うちのような環境はかなり稀なはず。気軽にお喋りできる人がそばにいなかったり、鼻唄を歌える雰囲気じゃなかったり。
もちろん「無駄話」と言われればそれまでなのですが、私は、誰も喋らずに作る10個のカフェオレボウルよりも、みんなが鼻唄を歌いながら作る10個のカフェオレボウルの方が好きです。

作品は、作る人の思いやその場の空気、色々なもの吸い込んでいるはず。
だからこそ、作品が生まれる場所には良い空気が流れていてほしい。なによりも作っている自分たちが楽しんでいたい。そんなふうに思うのです。

スタッフ 佐々木

6月のワークショップが終わりました 

6月のワークショップ「どんぶりをつくろう」&「釉薬講座」が終わりました。
たくさんの方にご参加頂きまして、ありがとうございました。

ひさしぶりの大物ワークショップ。
土を細長い紐状にコロコロころがして、ぐるっとまわして積み上げて、積んだ土を下の土と繋いで高さを出す。
簡単そうで意外と難しいのが紐作り。紐作りは、高さを出したいときに向いている作り方です。

土曜日はとても良いお天気で気温も高かったので、アトリエでは扇風機をまわしました。(今年初の扇風機でした)
暑くなってくるとそのぶん土が乾燥しやすくひび割れてくるのですが、みなさん土のひび割れと格闘しながら作陶されていました。

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出来上がった作品の写真を撮りながら、ある方が
「あー愛おしくてたまらないです!」とおっしゃっていて
そうですよね、ほんとにその通りですよね、と思いました。
思い通りの形にできても、思ったのとちがくなっても、自分の手で作った作品は可愛くて仕方がないものなのです。

子供のときって、幼稚園や小学校で、絵とか工作とか何かしら自分の手でモノを作る機会って多かったけど、大人になるとなかなかそうもいきません。
出来上がった作品が歪んでいても、不恰好でも、そんなことは重要じゃなくて、むしろそこさえも愛おしく思えちゃう不思議。
モノをつくることってとても楽しいですよ。

今月のまかないランチはナスとズッキーニのドライカレーにしました。来月のワークショップがカレー皿なので。
ナスはナス科ナス属、トマトもナス科ナス属。
ズッキーニはウリ科カボチャ属。
野菜の区分けは摩訶不思議ですね。

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スタッフ佐々木

子供と大人 

先日、鎌倉学び舎さんにてワークショップを行いました。
そのとき皆さんが作った作品がこちら。

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自由な線、自由な形。
「大人では出せないよね」
「迷いがないもん」

最近お子さんが参加するワークショップをさせていただくことも多く、出来上がる作品の素晴らしさに毎回私たちも驚かされています。

お家のお皿を作るワークショップは、普段のワークショップでもとても人気です。
見本は同じものを用意してるのですが、やはり大人の回と子供の回では違いがあります。

「子供の作るものだから素敵」ということではなくて、それぞれにこだわるポイントが違うのかもしれません。

たぶんお子さんたちは描きたいものを描き、作りたい形を作る。そこをとても大切にする。
一方大人のみなさんは、使い勝手や大きさはどうかなど、自分の作品を如何に日常の中で生かせるかを考えて作る。そこをとても大切にする。

もちろん、描きたいものを描く大人だって、使い勝手を考える子供だっています。

どちらもとても大切なこだわりで、モノを作るにあたってすごく重要なポイントだと私は思うのです。
どちらのポイントにもこだわることを怠らず、作品と向き合っていきたいです。

スタッフ 佐々木

ご近所さんに支えられて 

ここ最近、ご近所さんから手作りのお菓子をたくさんいただきます。
どれも美味しくて、可愛いのです。

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自分たちではなかなか作れないような凝ったお菓子をいただいては、美味しくいただき、食べ終わる頃にまた違うお菓子をおすそ分けしてくださる。
そしてまた美味しくいただき、食べ終わる頃には…

なんだかすみません!ありがとうございます!
「私たちもなにかお返しをせねば。」と言いながら、今日もリンゴのコンポートとクリームチーズのケーキをいただきました。
三層になってて、ちょっとワインが効いてて大人の味。

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朝から晩まで、窯たきの日には深夜まで仕事をしている私たちのアトリエを、たくさんのご近所の方々が本当に温かく見守ってくださっています。
いかに周りに支えられながら自分たちが仕事できているかを実感する日々です。

スタッフ 佐々木

6月になりました 

おはようございます。
一年の前半戦締めくくりの月がはじまりました。

アトリエ展から1ヶ月。
おかげさまでAtHomeWorksの器たちは、たくさんの方々のもとへ旅立っていきました。来てくださった皆様、本当にありがとうございました。

春からはじまった「旅と器と。」も、今日から新しい場所を旅しているようです。「旅と器と。」特設ページもぜひご覧くださいね。
http://www.utsuwato.com

さて、このところの私たちはというと…。
アトリエ展が終わってホッとする間も無く、毎日作品作りに勤しんでおります。

窯出しの日。
花浅葱のちょこが綺麗にあがりました。
釉薬の配合、濃さ、厚み、窯の具合。絵の具のように、白と青を混ぜたら水色になる、塗った色がそのまま出る、というわけにはいかないのが釉薬です。
狙い通りの色と雰囲気を出すために、微妙な調整を繰り返し、釉薬は作られています。
彩さんとなるみちゃんが試行錯誤している様子を間近で見ているので、窯出しのときは私も本当にどきどき。毎回祈る気持ちで扉を開けてます。
そんな風にして作られたのが、花浅葱のちょこなのです。

誰かのお気に入りになるように。
そんな思いを込めて、今日も器をつくります。

スタッフ 佐々木

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