At Home works

2017年07月の記事一覧

7月ワークショップが終わりました 

7月のワークショップ「カレー皿をつくろう」が終わりました。
暑い中、たくさんのご参加ありがとうございました!

アトリエは平屋のため、屋根が焼けて室内の温度がぐーんと上がってしまいます。
当日は朝から扇風機とエアコンで室内の温度を整えるところからスタートしました。

カレー皿をつくろうは、前回のどんぶりに続きお久しぶりのシリーズ。

「カレーがすくいやすいように」「お魚をのせる器にしたいから」「仕切りをつけてみたい」

土を触りながらイメージを形にし、お店で買えない、2つと同じものはない作品をつくる皆さんの姿は、まさにアーティストのようでした。

みんな同じ土の量なのに、出来上がるのは全部違う形。作ってる人が違うのだから当たり前なのかもしれませんが、ワークショップをするといつも「すごいなぁ」と素直に思ってしまうのです。

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さて、8月9月は制作期間となるためワークショップはお休みになります。
次回はなんと10月!!!季節はすっかり秋でしょうね。何をするにも過ごしやすい良い季節。秋が待ち遠しいです。

2ヶ月程ワークショップはお休みになりますが、個展やイベント、「旅と器と。」などAt Home Worksは色々なところで動き続けております。最新情報もぜひチェックしてくださいね。

スタッフ 佐々木

陶芸家の血 

彩さんは、ろくろを挽いているときが一番魔法使いに見えます。
土のかたまりにそっと手を添えていると、にゅーっと形が変わっていって、あっという間にできあがる。そしてまた次の土のかたまりにそっと手を添える。
やわらかく伸びる土にそーっと、すーっと手を沿わせて作品をつくる姿は、初めて見たときから今も変わらず、私には本当に魔法使いのように見えています。

「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血。神様か誰かがくれた力なんだよね。おかげで苦労もするけどさ。」(『魔女の宅急便』)

キキは血で空を飛ぶと言っていました。
みんな何かの血が流れ、誰かからもらった何かの力を使って生きてるのでしょう。
それなら私にはどんな血が流れているんだろう。
ろくろを挽く彩さんを見ながら、そんなことを考えていました。

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スタッフ 佐々木

言葉の不思議 

「花粉ひどくない?」
「雪降りそうなくらい寒い」
これらの言葉を発するとき、実際にその状況を不快に感じていながらも、どこか嬉々としてる自分がいます。
花粉がひどいのはかなり辛いし、雪が降ったら困ることも多い。なのにちょっとわくわくしてしまっている自分が見え隠れしている。

ですが、実際にその状況が不快であり、尚且つ発した途端にその不快さが増す魔法のような言葉があります。
それが「暑い」です。

暑い。
毎日毎日ほんとに暑い。去年より確実に暑くなっている気がする。
暑い夏が好きな方はもちろんたくさんいらっしゃると思いますが、私はなんせ暑いのが苦手なのです。できたら海はエアコンの効いた部屋から見たいし、秋冬秋冬を繰り返す一生でも良いとさえ思っています。

陶芸は、夏暑く冬寒い仕事です。(スタッフのなるみちゃんは、ついにビーチサンダルで仕事をしはじめました。)
「暑い」は意図的に発せられることよりも、つい口からこぼれてしまうことが多い。そのため、暑い時間になると「暑い」が連発されてしまいます。ですが先ほど述べたように「暑い」は、発せられた途端に不快さが増す魔法がかかっているので連発は避けたい。何か良い方法がないだろうか。
しばらく考えたのち、私たちは「暑い」を「燃焼」に言い換えることにしてみました。

「暑っ…あ!燃焼燃焼!」
「ふー、ねんしょー!」

暑いのではない、今自分は身体に溜まった脂肪を燃焼しているのだと言い換えることで、不快感よりもむしろ爽快感すら…

感じないです。やっぱり暑いものは暑い。
エアコンつけて今日もばっちり頑張りました。

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スタッフ 佐々木

嬉しかったこと 

水、木、土は、アトリエ併設ショップオープンの日です。普段制作をしている場所のとなりに、作品ひとつひとつを手にとって、お気に入りを選んでいただける場所としてギャラリースペースを設けています。

先日、玄関前のスロープをタンタンと降りる音ともに、「よかったー」という声が聞こえました。
お客さまがいらした、と思いお出迎えすると、ようやく見つけた、というようなご様子。
探して来てくださったんだなぁ、嬉しいなぁと思いながら、AtHomeWorksのことをどこで知ってくださったのか伺いました。
すると、長野県で作品を取り扱っていただいているRISETTEさんで、うちを知ってくださったとのこと。鎌倉に行くならぜひAtHomeWorksに行って作品を見て選びたいと、わざわざ来てくださったのでした。

嬉しい!!
この場所で生まれ、遠くに送り出した作品たちが、その土地の方たちに気に入ってもらえて、尚且つその作品が生まれたこの場所に来たいと思い、会いに来てくださった。
自分たちの作品が、遠くに暮らす人とのご縁を結んでくれる。
それはとても素敵なことだなぁと、嬉しさが倍増した出来事でした。

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スタッフ 佐々木

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