At Home works

スタッフブログ 記事一覧

甲子園 

みなさんどうですか。ご覧になってますか、甲子園。
私は全く観てなかったのですが、明日の決勝戦を会場に観に行きたいほど、今気持ちが高ぶっています。

仕事中、そわそわし始めたなるみちゃん。どうやら地元埼玉の代表が出る準決勝が気になる様子。ラジオで中継を聴くことに。
野球のルールもいまいちよくわからない私は、実況アナウンサーが繰り出す言葉のスピードに圧倒されながら埼玉代表を応援していました。

カキーン!
打ったーーー!!
わぁぁーーーー!!!

めでたく勝利し、決勝進出を決めた花咲徳栄。おめでとう!の反対側には、打たれたピッチャーの気持ち、試合に出られなかった100人くらいの部員たちの思い、負けたら終わりという現実があることを改めて知り、「よかったねー!」と同時に「こんなの泣いちゃうね」と感想を言い合っていました。
「甲子園にはドラマがある」とはよく言ったもんです。

試合が終わったちょうどそのとき
「おつかれさまー!」と大きな桃を携えた彩さんが到着。だいぶ興奮している私たちを見て笑いながら「よくわからないけどよかった!」と。
アシスタントのまいこさんが送ってくださった美味しい桃。さっそくみんなでいただきました。

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今日は窯焚きの日です。彩さんはこのあと夜遅くまで、火の加減を見ながら1250度まで温度を上げていきます。(光っている穴から噴き出しているのは炎です。)
火の神様、良い仕上がりになりますように。そして甲子園の神様、明日も良い試合になりますように。

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スタッフ 佐々木

「これだ!」に向かって 

…。

……。

……どれがいいかね。

うーん、難しいですね。

こうなってくるとやっぱり最初のが良い気もしてきました。

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At Home Works秋のDM会議の一コマです。
伝えたいことがどうしたら一番伝わるのか。写真、文章、デザイン、細かなところまでみんなで話し合い、微調整しながら「これだ!」と思えるところまで詰めていきます。作陶だけでなく、こんな風にパソコンとにらめっこする日もあるんですよ。

こういうとき大事なのが「イメージの共有」なんだと、いつか彩さんがおっしゃっていました。
At Home Worksは、彩さんを筆頭にチームで動いており、それぞれが得意分野を生かしながら様々な役割を担っています。

「At Home Worksってこうだよね」
「こういう感じがうちっぽいよね」

ひとつの同じイメージを持たないままにそれぞれが個々の力を発揮するばかりでは、ばらばらになってしまう。
「〜ぽい」という抽象的なものだから、それを共有するというのは実は結構難しいことなのです。
同じ時間を過ごし、顔を見て話し合い、笑い合う中で、やっと育まれていくことなのかもしれません。

同じゴールが見えていても、実際はなかなかサッと辿り着けないものです。
この日も、色々なパターンを並び替えては微調整を繰り返した結果、最終的に「ちょっと一旦置いて、明日新たな目で見てみましょう」ということになりました。

どんなDMが皆様の元に届くか、楽しみに待っていてください。

スタッフ 佐々木

ある日の驚いたこと 

陶芸作品は、形を作った後に乾燥させる工程が必須です。天気がいい日、うちの場合はデッキで作品を乾燥させています。

作ったマグを乾燥させていたある日、驚いたことが起こりました。

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え?なにこれ。

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えーーーなになになになに。
割れてる!いや、溶けてる?
最初に見たときは訳がわからなかったのですが、よく目を凝らして見るとなんだかちょっと切り口がギザギザしている気がする。

これは、齧られている。
誰かが、土を、食べている。

周りを見たら乾していた作品の殆どがちょっとかけて(齧られて)いて、何者かの突然の襲撃にあたふた。

そこに一匹の蜂がブーーン。
乾かしてる作品に着地する蜂。
ブーーン…かじかじかじ…

わ!犯人!!!

その日以来、いくらお天気が良くても、乾し日和でも、デッキで作品を乾かすことは極力避け、どうしてもという場合は飛んでくる蜂に目を光らせながら緊張感を持って乾かしています。

蜂襲撃事件に関してもうひとつ驚いたこと。
最近のことなのですが、おもむろにデッキへ出た彩さんは
「食べるのはこれだけにして。これならいいから。」
としきりに蜂に話しかけ、教え込んでいました。そのお陰で、作品が齧られることも少なくなりました。ほんとの話です。
あぁ、たとえ対虫であっても話せばわかるってことなんだなぁと思いました。

スタッフ 佐々木

もう8月ですね 

7月が終わるスピード、あまりにも速すぎたと思いませんか。
この頃は、秋の個展へ向けての制作をしています。同じ作品でも1つ1つ表情が違うので、たくさんの中からお気に入りを見つけてもらえるよう、せっせと作陶する日々です。

8月に入りましてアトリエの周りでも、虫取り網と虫かごを携えた、絵に描いたような夏の子供たちを目にする機会も増えてきました。
今の時期、仕事を終えて江ノ電に乗ると、床が砂だらけなこともたびたび。
「たくさん遊んできたんだなぁ」
砂だらけの床と、日に焼けてぐっすり眠っている海水浴帰りの人たちの微笑ましい姿に夏を実感しています。

先日、私の好きな作家さんのエッセイで「夏裁判」という言葉を目にしました。
「夏なにしてた?」と問われたとき、勝てるエピソードや物的証拠(写真やお土産など)を持っているかどうか、というもの。普通「秋なにしてた?」とは聞かれないし、毎年夏は裁判にかけられているような気がしてしまう、と書かれていました。

はっとしました。
私、夏裁判に勝てるアイテム持ってないかも!!
でもそういえば去年ノキノシタの縁側で、みんなでスイカを食べてたとき、アシスタントさんが「今すごく夏楽しんでる感じがする!」って言ってたな…。
とりあえず縁側でスイカを食べてみて、それでもダメなら「海水浴帰りの人たちと江ノ電に乗った」で、この夏は勝負してみようと思います。

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スタッフ 佐々木

陶芸家の血 

彩さんは、ろくろを挽いているときが一番魔法使いに見えます。
土のかたまりにそっと手を添えていると、にゅーっと形が変わっていって、あっという間にできあがる。そしてまた次の土のかたまりにそっと手を添える。
やわらかく伸びる土にそーっと、すーっと手を沿わせて作品をつくる姿は、初めて見たときから今も変わらず、私には本当に魔法使いのように見えています。

「魔女の血、絵描きの血、パン職人の血。神様か誰かがくれた力なんだよね。おかげで苦労もするけどさ。」(『魔女の宅急便』)

キキは血で空を飛ぶと言っていました。
みんな何かの血が流れ、誰かからもらった何かの力を使って生きてるのでしょう。
それなら私にはどんな血が流れているんだろう。
ろくろを挽く彩さんを見ながら、そんなことを考えていました。

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スタッフ 佐々木

言葉の不思議 

「花粉ひどくない?」
「雪降りそうなくらい寒い」
これらの言葉を発するとき、実際にその状況を不快に感じていながらも、どこか嬉々としてる自分がいます。
花粉がひどいのはかなり辛いし、雪が降ったら困ることも多い。なのにちょっとわくわくしてしまっている自分が見え隠れしている。

ですが、実際にその状況が不快であり、尚且つ発した途端にその不快さが増す魔法のような言葉があります。
それが「暑い」です。

暑い。
毎日毎日ほんとに暑い。去年より確実に暑くなっている気がする。
暑い夏が好きな方はもちろんたくさんいらっしゃると思いますが、私はなんせ暑いのが苦手なのです。できたら海はエアコンの効いた部屋から見たいし、秋冬秋冬を繰り返す一生でも良いとさえ思っています。

陶芸は、夏暑く冬寒い仕事です。(スタッフのなるみちゃんは、ついにビーチサンダルで仕事をしはじめました。)
「暑い」は意図的に発せられることよりも、つい口からこぼれてしまうことが多い。そのため、暑い時間になると「暑い」が連発されてしまいます。ですが先ほど述べたように「暑い」は、発せられた途端に不快さが増す魔法がかかっているので連発は避けたい。何か良い方法がないだろうか。
しばらく考えたのち、私たちは「暑い」を「燃焼」に言い換えることにしてみました。

「暑っ…あ!燃焼燃焼!」
「ふー、ねんしょー!」

暑いのではない、今自分は身体に溜まった脂肪を燃焼しているのだと言い換えることで、不快感よりもむしろ爽快感すら…

感じないです。やっぱり暑いものは暑い。
エアコンつけて今日もばっちり頑張りました。

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スタッフ 佐々木

釉薬って 

陶芸をはじめるまで、私は「釉薬」という言葉も、それが何かも全く知りませんでした。
陶器の表面を覆っているツルッとしたガラス質の部分。灰や石を砕いた粉状のもの、それらを水で溶かして、素焼きした作品にざばっとかけたり、筆でちょんちょんとつけたりします。
驚きました。初めて知ったとき「粉、て。」と思いました。粉があんなツルッとしたものになるなんて。

また、釉薬は今見えてる色がそのまま出るわけではないということ。
驚きました。鉄分の割合や、焼く時の酸素量で色が変わる。そんなものを扱うだなんて「化学者みたいでかっこいい。」と思いました。

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実際は化学者のような白衣はもちろん着ず、その代わりにエプロンをつけて、舞う粉塵に目を細めながら細かく計量したり、出来上がった釉薬を飛び散らせながらザルで漉したり、バケツの底に沈殿して固まった釉薬を素手でかき混ぜるといった作業をします。

釉薬を素手でかき混ぜる。

冬場になると1番辛い作業です。
なぜかというと、冷えたドロドロ(釉薬)は鬼のような冷たさだからです。今の季節は全然余裕なのですが、寒くなると何かの苦行かと思うような作業。それでも絶対に必要な作業。
アトリエのみんなは、何よりもまず釉薬や土の温度で季節の変化を実感するという変わった特技を身につけています。
また釉薬の冷たい季節になったら、冬場の釉がけ作業の様子をお話ししますね。

スタッフ 佐々木

仕事をしてるときのお話 

めちゃめちゃ売れてる前提だったら、歌手、ダンサー、役者、どれがいいですか?

洋菓子か和菓子、この先おやつは一生どちらかって言われたらどっちにします?

中華料理で夢の5品ってなんです?

これらはすべて、仕事中に繰り広げられる会話です。
もちろん、どの質問もみんな真剣に考えます。

「主役を食っちゃう助演ポジで」
「ゼリーはどちらにも属さないとしましょう」
「ビールは1品にはいりますか?」

誰かが鼻唄を歌えば誰かがその鼻唄を泥棒する。
観たことない映画のストーリーを、観たことありますと言えるようになるくらいまで細かく教える。

私たちは仕事しながら、こんなことを話したり、やったりしています。ふとした時に突然はじまる「もしも〜」的な話から、「来世はなんだと思う」的な壮大なものまで。

ふざけてるわけではないし、ずっとおしゃべりしてるわけでもありません。どんなときも、せっせせっせと手を動かし続けています。
ポイントは「お喋りするけどサボらない」というところ。

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仕事をする環境ってさまざまですが、うちのような環境はかなり稀なはず。気軽にお喋りできる人がそばにいなかったり、鼻唄を歌える雰囲気じゃなかったり。
もちろん「無駄話」と言われればそれまでなのですが、私は、誰も喋らずに作る10個のカフェオレボウルよりも、みんなが鼻唄を歌いながら作る10個のカフェオレボウルの方が好きです。

作品は、作る人の思いやその場の空気、色々なもの吸い込んでいるはず。
だからこそ、作品が生まれる場所には良い空気が流れていてほしい。なによりも作っている自分たちが楽しんでいたい。そんなふうに思うのです。

スタッフ 佐々木

子供と大人 

先日、鎌倉学び舎さんにてワークショップを行いました。
そのとき皆さんが作った作品がこちら。

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自由な線、自由な形。
「大人では出せないよね」
「迷いがないもん」

最近お子さんが参加するワークショップをさせていただくことも多く、出来上がる作品の素晴らしさに毎回私たちも驚かされています。

お家のお皿を作るワークショップは、普段のワークショップでもとても人気です。
見本は同じものを用意してるのですが、やはり大人の回と子供の回では違いがあります。

「子供の作るものだから素敵」ということではなくて、それぞれにこだわるポイントが違うのかもしれません。

たぶんお子さんたちは描きたいものを描き、作りたい形を作る。そこをとても大切にする。
一方大人のみなさんは、使い勝手や大きさはどうかなど、自分の作品を如何に日常の中で生かせるかを考えて作る。そこをとても大切にする。

もちろん、描きたいものを描く大人だって、使い勝手を考える子供だっています。

どちらもとても大切なこだわりで、モノを作るにあたってすごく重要なポイントだと私は思うのです。
どちらのポイントにもこだわることを怠らず、作品と向き合っていきたいです。

スタッフ 佐々木

ご近所さんに支えられて 

ここ最近、ご近所さんから手作りのお菓子をたくさんいただきます。
どれも美味しくて、可愛いのです。

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自分たちではなかなか作れないような凝ったお菓子をいただいては、美味しくいただき、食べ終わる頃にまた違うお菓子をおすそ分けしてくださる。
そしてまた美味しくいただき、食べ終わる頃には…

なんだかすみません!ありがとうございます!
「私たちもなにかお返しをせねば。」と言いながら、今日もリンゴのコンポートとクリームチーズのケーキをいただきました。
三層になってて、ちょっとワインが効いてて大人の味。

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朝から晩まで、窯たきの日には深夜まで仕事をしている私たちのアトリエを、たくさんのご近所の方々が本当に温かく見守ってくださっています。
いかに周りに支えられながら自分たちが仕事できているかを実感する日々です。

スタッフ 佐々木

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