At Home Worksの日々
「At Home Worksの日々」一覧を見る2017年08月の記事一覧
- ものこと祭り
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この前の日曜日、世田谷代田ものこと祭りに参加させていただきました。ご縁があって、初めて出店することに。
普段あまり都内の方でイベント等に参加することも少ないので、どきどきしながら当日をむかえました。緊張してたのですが、同じブースにHUGSY DOUGHNUTSさんが、近くにはLIGHT UP COFFEEさんがあるじゃないですか。
朝一番、さっそくご機嫌にいただきました。お祭りがはじまると、ご近所さんや元気なお子さんたち、場所柄なのかお洒落なカップルなどがたくさんいらして、みんながゆったりとお祭りを楽しんでらっしゃいました。
「ギャラリーは敷居が高い」
「行ってみたいけど子供がいるから難しい」
そういう人たちが本当に良いものに触れられて、楽しめる場ができたら。
そんな思いでこのお祭りは企画されたそうです。
お祭りに来てたみなさんも楽しそうだったし、出店していた私たちも楽しかった。
実行委員の方々の思いが、しっかりと形になっているなぁと感じました。
なにより強く感じたのは、皆さん「世田谷代田」という街を愛してらっしゃるということ。
街の人と深く関わることこそ素晴らしい、ということではなく、シンプルに「自分の住む街を愛する」って、素敵なことだなと思いました。At Home Worksにも多くの方が興味を持ってくださり、おかげさまでたくさんの作品が嫁いでいきました。
このご縁に感謝です。
楽しい夏の1日を、ありがとうございました。佐々木 望
- 甲子園
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みなさんどうですか。ご覧になってますか、甲子園。
私は全く観てなかったのですが、明日の決勝戦を会場に観に行きたいほど、今気持ちが高ぶっています。仕事中、そわそわし始めたなるみちゃん。どうやら地元埼玉の代表が出る準決勝が気になる様子。ラジオで中継を聴くことに。
野球のルールもいまいちよくわからない私は、実況アナウンサーが繰り出す言葉のスピードに圧倒されながら埼玉代表を応援していました。カキーン!
打ったーーー!!
わぁぁーーーー!!!めでたく勝利し、決勝進出を決めた花咲徳栄。おめでとう!の反対側には、打たれたピッチャーの気持ち、試合に出られなかった100人くらいの部員たちの思い、負けたら終わりという現実があることを改めて知り、「よかったねー!」と同時に「こんなの泣いちゃうね」と感想を言い合っていました。
「甲子園にはドラマがある」とはよく言ったもんです。試合が終わったちょうどそのとき
「おつかれさまー!」と大きな桃を携えた彩さんが到着。だいぶ興奮している私たちを見て笑いながら「よくわからないけどよかった!」と。
アシスタントのまいこさんが送ってくださった美味しい桃。さっそくみんなでいただきました。今日は窯焚きの日です。彩さんはこのあと夜遅くまで、火の加減を見ながら1250度まで温度を上げていきます。(光っている穴から噴き出しているのは炎です。)
火の神様、良い仕上がりになりますように。そして甲子園の神様、明日も良い試合になりますように。スタッフ 佐々木
- 「これだ!」に向かって
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…。
……。
……どれがいいかね。
うーん、難しいですね。
こうなってくるとやっぱり最初のが良い気もしてきました。
At Home Works秋のDM会議の一コマです。
伝えたいことがどうしたら一番伝わるのか。写真、文章、デザイン、細かなところまでみんなで話し合い、微調整しながら「これだ!」と思えるところまで詰めていきます。作陶だけでなく、こんな風にパソコンとにらめっこする日もあるんですよ。こういうとき大事なのが「イメージの共有」なんだと、いつか彩さんがおっしゃっていました。
At Home Worksは、彩さんを筆頭にチームで動いており、それぞれが得意分野を生かしながら様々な役割を担っています。「At Home Worksってこうだよね」
「こういう感じがうちっぽいよね」ひとつの同じイメージを持たないままにそれぞれが個々の力を発揮するばかりでは、ばらばらになってしまう。
「〜ぽい」という抽象的なものだから、それを共有するというのは実は結構難しいことなのです。
同じ時間を過ごし、顔を見て話し合い、笑い合う中で、やっと育まれていくことなのかもしれません。同じゴールが見えていても、実際はなかなかサッと辿り着けないものです。
この日も、色々なパターンを並び替えては微調整を繰り返した結果、最終的に「ちょっと一旦置いて、明日新たな目で見てみましょう」ということになりました。どんなDMが皆様の元に届くか、楽しみに待っていてください。
スタッフ 佐々木
- ある日の驚いたこと
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陶芸作品は、形を作った後に乾燥させる工程が必須です。天気がいい日、うちの場合はデッキで作品を乾燥させています。
作ったマグを乾燥させていたある日、驚いたことが起こりました。
え?なにこれ。
えーーーなになになになに。
割れてる!いや、溶けてる?
最初に見たときは訳がわからなかったのですが、よく目を凝らして見るとなんだかちょっと切り口がギザギザしている気がする。これは、齧られている。
誰かが、土を、食べている。周りを見たら乾していた作品の殆どがちょっとかけて(齧られて)いて、何者かの突然の襲撃にあたふた。
そこに一匹の蜂がブーーン。
乾かしてる作品に着地する蜂。
ブーーン…かじかじかじ…わ!犯人!!!
その日以来、いくらお天気が良くても、乾し日和でも、デッキで作品を乾かすことは極力避け、どうしてもという場合は飛んでくる蜂に目を光らせながら緊張感を持って乾かしています。
蜂襲撃事件に関してもうひとつ驚いたこと。
最近のことなのですが、おもむろにデッキへ出た彩さんは
「食べるのはこれだけにして。これならいいから。」
としきりに蜂に話しかけ、教え込んでいました。そのお陰で、作品が齧られることも少なくなりました。ほんとの話です。
あぁ、たとえ対虫であっても話せばわかるってことなんだなぁと思いました。スタッフ 佐々木
- もう8月ですね
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7月が終わるスピード、あまりにも速すぎたと思いませんか。
この頃は、秋の個展へ向けての制作をしています。同じ作品でも1つ1つ表情が違うので、たくさんの中からお気に入りを見つけてもらえるよう、せっせと作陶する日々です。8月に入りましてアトリエの周りでも、虫取り網と虫かごを携えた、絵に描いたような夏の子供たちを目にする機会も増えてきました。
今の時期、仕事を終えて江ノ電に乗ると、床が砂だらけなこともたびたび。
「たくさん遊んできたんだなぁ」
砂だらけの床と、日に焼けてぐっすり眠っている海水浴帰りの人たちの微笑ましい姿に夏を実感しています。先日、私の好きな作家さんのエッセイで「夏裁判」という言葉を目にしました。
「夏なにしてた?」と問われたとき、勝てるエピソードや物的証拠(写真やお土産など)を持っているかどうか、というもの。普通「秋なにしてた?」とは聞かれないし、毎年夏は裁判にかけられているような気がしてしまう、と書かれていました。はっとしました。
私、夏裁判に勝てるアイテム持ってないかも!!
でもそういえば去年ノキノシタの縁側で、みんなでスイカを食べてたとき、アシスタントさんが「今すごく夏楽しんでる感じがする!」って言ってたな…。
とりあえず縁側でスイカを食べてみて、それでもダメなら「海水浴帰りの人たちと江ノ電に乗った」で、この夏は勝負してみようと思います。スタッフ 佐々木
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