At Home Worksの日々
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- 楽しいときの顔
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先日、藤沢養護学校分教室にて、約30名の生徒さんを対象にワークショップを行いました。
こんなにも大人数を前にしてのワークショップは初めてだったので、私たちも不安なところがあったのですが、先生方の素晴らしいサポートのおかげで制作も滞りなく進み、とても素晴らしい作品がたくさん出来ました。美術室に集まってくる生徒のみなさん。
緊張する私たち。
ひとりひとり笑顔で「こんにちわ」とご挨拶をしてくださった生徒のみなさん。
その笑顔を見てあっという間に緊張がほぐれた私たち。
「笑顔でこんにちわ」の力は、すごい。テーマは「小さなおうちのお皿をつくろう」。
ワークショップ中、生徒のみなさんは真剣に土に向き合っていました。
下書きした絵を忠実に土の上に再現する人。
実際に使うときの利便性を重視する人。
溢れるアイデアに手が追いつかない勢いで作る人。みなさんの、真剣に楽しんでいる集中した顔を見て、好きなことや、大切にしたいものに向き合うとき、人はこんなにも良い顔するのか!と、ひとりひとりの様子を見ながらどきどきしてしまいました。
自分もこういう顔をしながら、ずっとものを作っていきたい、そんなふうに思いました。分教室の先生方には、道具類の準備をはじめ、事前に作業工程を把握するためにアトリエまでワークショップを受けにきていただいたりと、本当にたくさんサポートしていただきました。ありがとうございました。
先生方と生徒さんたちの間に流れる温かい空気が、教室内いっぱいに広がっていたことがとても印象的でした。今回生徒さんたちが作った作品は、文化祭で飾られるとのこと。
焼き上がりがとっても楽しみです。佐々木
- ごはんをつくる。
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大さじ1とか、小さじ2とか。
子供のころから、母がそういうものを使ってお料理している姿をあまり見たことがありません。
そりゃ毎日いろいろなおかずをつくるんですもの、いちいち量ってられないよなぁと。
だから私も、そんなふうにお料理をするようになりました。
夕飯のとき、母によく「これは何で味付けてるの?」と聞きます。
返ってくるのは、いつもだいたい調味料の名前のみ。
なので私はそれらを頭の片隅にメモして、実際につくるときは分量を想像しながら、母の味に近付くようにしています。
つくりながら聞くことも。
「これみりんどれくらい?」
返ってくるのは「ちょろー」という擬音だけ。
「ちょろー」のときもあれば「ちょろーーー」のときもある。
母娘だからこその不思議。それでなんとなく、どれくらい入れたらいいのかわかるものなのです。今回のワークショップまかないランチは、鶏とレンコンのつくねをメインにしました。(ふわふわのつくねでは全くなく、噛みごたえのある感じだったのでちょっとお恥ずかしいのですが。)
つくねのタレ、お母さんどんな味付けしてたっけなぁと考えていたら、例の通り、調味料名だけが頭の中に残っていました。
分量はもう、勘。
それでも出来上がったつくねは、笑っちゃうくらい家の味でした。
「舌が覚えてるから大丈夫」とよく言われていましたが、本当でした。
もちろん私は料理人ではないし、母も普通のお母さん。なので皆さんに食べていただくのも、正直毎回どきどきしています。
来月のワークショップは「小鉢をつくろう」です。まかないランチもあります。
またいろんな調味料をちょろーーっとしながらごはんをつくるので、友達んちに食べに行く気分で、よければいらしてくださいね。佐々木望
- At Home Works「pARTy!」ありがとうございました!
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At Home Works秋のアトリエ個展
来てくださったみなさま
ありがとうございました!
連日お天気が優れないなか、
秋の行楽イベントが山盛りの中
足を運んでいただけることに
ただただ感謝です。春の「EAt!」に続くかたちで
秋の「pARTy!」をみていただけたらと思って
今回の展示会を皆で構成しました。At Home Worksは定番のものも多いですが
だんだん一点ものも増えていくと思います。
次はこんなことしたい、
あんなものも作りたい、と
イメージを膨らませています。
また作品を観たい!展示会に行きたい!
と皆様に思って頂けるように、
これからもがんばってまいります。
どうぞよろしくお願いいたします!そしてもう1つお知らせが。
11月をもってAt Home Worksメンバーの
八代成実が卒業することになりました。
卒業って便利なことばですね、
誰が最初に言い始めたのか。これから成実ちゃんは
一作家になるための準備を始めます。
陶芸家は、べつに免許もないし
名乗れば誰でも陶芸家ですが、
それでやっていくというのはそんなに簡単なことでもない、とも言えます。
皆に応援してもらって、
活動を支援してもらって。
それでやっと作家になれるのだと思います。
そして、私は、成実ちゃんはきっと皆に愛され、
感謝を返せる作家になると思っています。At Home Worksで活動した時間が
少しでも彼女の今後の糧になれたらいいなとおもっています。
どうぞ八代成実が作家として活動を始めた際には、温かい応援をよろしくお願いいたします。もちろんAt Home Worksのことも
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。林彩子
- 「pARTy!」
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明日からいよいよアトリエ展!
いろいろなトラブルもありましたが、どうにか無事に初日を迎えられそうです。
こんなギリギリ直前まで窯を焚いてたこともそうないのでは…。(作品のやすりがけを手伝ってくださったボランティアの方々にも大感謝です!)作品が生まれる場所で、作品に触れてほしい。
いつもとは違う、ちょっと特別な雰囲気を楽しんでもらいたい。
そんな風に思いながら準備をしてきました。一点ものや新作は、数に限りがあるのでぜひお早めに。
明日は14時頃から、ささやかですがオープニングTEAパーティーを行います。私も何品か用意しましたが、アシスタントしえさんのお菓子や、おなじみのご近所さんお手製のお料理も並ぶかも…!
個展テーマでもあります「pARTy!」を、みなさまと楽しめますように。At Home Worksにとって大切なアトリエ展。いつも格別の思いを込めておりますが、今回はきっと、今まで以上に思い入れのある、思い出に残るアトリエ展になる予感。
私たちも目一杯楽しみたいと思います!最後に。雨なのに傘を持ってなかった彩さんは、ビニール袋を被ってご帰宅。ぼくらのクラブのリーダーは、こんなにも愉快な人なのです。
佐々木 望
- 秋晴れのある日
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アトリエ展前、追い込みの、追い込みです。
お馴染みの作品も、初めましての作品も
どれもひとつひとつに心を込めて。
自分のための、誰かのための
お気に入りを見つけてもらえますように。気持ちよく晴れた日、作品を日光浴。(蜂に齧られることも少なくなりました。8月9日のブログ)
ですがこのあと突然雨が降って来て、慌てて屋根の下に避難させました。
一雨一度。
雨が降るたび、玄関前の落ち葉を掃くたびに、季節は変わっているんだなと実感するこの頃です。佐々木 望
- トラブル
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アトリエ展前だというのに、電気窯の調子が、良くない。
よくよく考えて立てた窯のスケジュール。これでいけると踏んだ矢先の出来事だったのでみんなであたふた。でも、やるしかない。
スケジュールを立て直し、必要な作品数を洗い出し、なるみちゃんがパパッと表にする。
それを元に私は棚板の大きさをイメージして、1つの窯に入る数と作品の組合せを考える。
彩さんがそっこーで作品にサインをして、ロクロを引きはじめる。まさにチームプレーな一幕。
電気窯からガス窯に詰めなおしているときに、あることが頭をよぎりました。
電気がダメならガスしかない…
この状況どこかで…
はっ!!これは『魔女の宅急便』の名場面、電気オーブンが故障して孫娘にニシンのパイを届けられなくなったお婆さんの家で、キキがガスのオーブンは使えないのかと機転を利かせたあのシーンと同じ状況!!
私たちだって、トラブルになんて負けないんだから!
佐々木 望
- 秋のアトリエ展
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みんなで作った秋のアトリエ展のDM、皆様のところへ届いていますでしょうか。
春の「EAt!」から、秋の「pARTy!」へ。二つがそろって一つの物語になるようなつくりになっています。
なるみちゃんはデザインを、私は文章を担当しました。
先日のブログ(8月15日のブログ)に、みんなでパソコンとにらめっこしながら作業していたようすを書きましたが、隅々までこだわったおかげで、とても良いものができたのではないかと、完成したDMを眺めながらそんなことを思っています。よく晴れた2月中旬、カメラマンさんとフードコーディネーターさんにお手伝いしていただき、撮影をしました。
あまりに美味しそうなお料理たちに、食いしん坊でおなじみの私たちが「うわぁ美味しそう」「うわぁ良い匂い」を何十回も繰り返している中、カメラマンさんは、私たちのイメージを汲み取り、思い描いていた以上に素敵に写してくださいました。お料理と器が共に映える盛り付け方。
葉の影ひとつ加えることで、見え方が全く変わるということ。
朝早くから日が暮れるまで、プロの方のお仕事を間近で見させていただけたことは、とても貴重な経験でした。
春と秋、ふたつの個展をイメージして撮影をしていましたが、あのときは秋の個展なんてもっともっと先のことだと思っていました。
気付けばもう3週間後にははじまるんですね。驚いた。ぜひぜひたくさんの方に来ていただけますように。
そしてAt Home WorksのDMを街のどこかで見かけたら、ぜひ手にとってみてくださいね。佐々木望
- おみやげサンドイッチ
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旅と器と。
昨年からAt Home Worksが行っている器の貸し出し企画です。
今年の旅も折り返し地点。今月は仙台のWelcomeさんと、新宿のAPARTMENT COFFEEさんを旅しています。先日、スタッフのなるみちゃんが仙台へ行き、お土産にいただいたWelcomeさんのサンドイッチを持ってきてくれました。
アトリエで旅と器と。をしてみました。
かなり弾丸の旅で疲れていただろうに、「美味しいうちに」と、お休みのところ持ってきてくれたなるみちゃん。
パンが美味しくて、カリカリ、パリパリ。
チーズとトマト、ジューシーなハムも入ったボリューム満点サンド。
ずっと食べてみたかったサンドイッチだったのでとっても嬉しかったです。なんだか突然に夏が終わった様子。このまま秋に突入するのでしょうか。
朝晩ぐっと気温が下がる日もあります。みなさまご自愛くださいね。
ちなみに私の夏裁判は、「海水浴帰りの人と江ノ電に乗った」一本で勝負するしかなさそうです。(「もう8月ですね」参照)佐々木 望
- 甲子園
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みなさんどうですか。ご覧になってますか、甲子園。
私は全く観てなかったのですが、明日の決勝戦を会場に観に行きたいほど、今気持ちが高ぶっています。仕事中、そわそわし始めたなるみちゃん。どうやら地元埼玉の代表が出る準決勝が気になる様子。ラジオで中継を聴くことに。
野球のルールもいまいちよくわからない私は、実況アナウンサーが繰り出す言葉のスピードに圧倒されながら埼玉代表を応援していました。カキーン!
打ったーーー!!
わぁぁーーーー!!!めでたく勝利し、決勝進出を決めた花咲徳栄。おめでとう!の反対側には、打たれたピッチャーの気持ち、試合に出られなかった100人くらいの部員たちの思い、負けたら終わりという現実があることを改めて知り、「よかったねー!」と同時に「こんなの泣いちゃうね」と感想を言い合っていました。
「甲子園にはドラマがある」とはよく言ったもんです。試合が終わったちょうどそのとき
「おつかれさまー!」と大きな桃を携えた彩さんが到着。だいぶ興奮している私たちを見て笑いながら「よくわからないけどよかった!」と。
アシスタントのまいこさんが送ってくださった美味しい桃。さっそくみんなでいただきました。今日は窯焚きの日です。彩さんはこのあと夜遅くまで、火の加減を見ながら1250度まで温度を上げていきます。(光っている穴から噴き出しているのは炎です。)
火の神様、良い仕上がりになりますように。そして甲子園の神様、明日も良い試合になりますように。スタッフ 佐々木
- 「これだ!」に向かって
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…。
……。
……どれがいいかね。
うーん、難しいですね。
こうなってくるとやっぱり最初のが良い気もしてきました。
At Home Works秋のDM会議の一コマです。
伝えたいことがどうしたら一番伝わるのか。写真、文章、デザイン、細かなところまでみんなで話し合い、微調整しながら「これだ!」と思えるところまで詰めていきます。作陶だけでなく、こんな風にパソコンとにらめっこする日もあるんですよ。こういうとき大事なのが「イメージの共有」なんだと、いつか彩さんがおっしゃっていました。
At Home Worksは、彩さんを筆頭にチームで動いており、それぞれが得意分野を生かしながら様々な役割を担っています。「At Home Worksってこうだよね」
「こういう感じがうちっぽいよね」ひとつの同じイメージを持たないままにそれぞれが個々の力を発揮するばかりでは、ばらばらになってしまう。
「〜ぽい」という抽象的なものだから、それを共有するというのは実は結構難しいことなのです。
同じ時間を過ごし、顔を見て話し合い、笑い合う中で、やっと育まれていくことなのかもしれません。同じゴールが見えていても、実際はなかなかサッと辿り着けないものです。
この日も、色々なパターンを並び替えては微調整を繰り返した結果、最終的に「ちょっと一旦置いて、明日新たな目で見てみましょう」ということになりました。どんなDMが皆様の元に届くか、楽しみに待っていてください。
スタッフ 佐々木
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