At Home works

祭り

S__24551440

この白くていろんな形をしたものは、石膏です。
作品をつくるときに使う道具のひとつです。
薄くスライスした板状の土をタタラというのですが、そのタタラを乗せて形をつくるときにこれらの石膏型を使います。
欲しい形をイメージし、石膏型のもととなる型をつくり、そこに石膏を流し込み型をとるのですが、この作業をうちでは「祭り」と呼んでいます。
彩さんの「型つくろうかな」の一言は、すなわち「祭りがはじまるよ」の意なのです。

石膏粉は水と混ぜ合わせトロトロにしたのち準備しておいた型に流し込むのですが、その作業がわりとばたばたします。
石膏は時間との戦いなのです。
水の中に粉を入れていき、かたまりが残らないように手で撹拌します。全体がトロトロになるまで混ぜていると、だんだんと温かくなってくるのですが、そうなってきたら黄色信号。石膏は固まるときに発熱するので、熱くなってきたら固まり始めている証拠なのです。
石膏が固まる前にかたまりが残らないよう完全にトロトロに混ぜ、型に流し込み平らにならさなくてはいけないので、スピードが大切。(型に流し込んでみたら石膏の量が足りなかった!なんてことになったらえらいこっちゃです。でもそんなときもあります。)

そんなふうにしてできた石膏の型が、アトリエにはたくさんあります。
欲しい形を手でつくり、そこに流し込んでつくる石膏型。だからこそ、できあがった作品にもひとつひとつ手のぬくもりを感じることができるのだと思います。

春のアトリエ展にむけて、新しい型がまた増えそうな予感。
祭りがはじまる気配です。

佐々木


[ - スタッフブログ ]

カレンダー
2019年6月
« 5月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
カテゴリー
アーカイブ
最近の投稿
PAGE TOP